爪が変色・変形！？サンダルやミュールが履けない！女性に多い爪水虫

以前は「爪に水虫なんかできるわけない」と言われていました。この時期は爪が変色・変形しても多くの人が『老化現象』や『靴の圧迫による外傷』と判断して放置していました。

水虫についてはまだ解明できていない部分も多くあるようですが、爪にも水虫ができること、また、それを治すことは現代では可能なのです。

爪が変色・変形して人目が恥ずかしく、サンダルやミュールが履けないって方の多くは、爪水虫に感染していることが多いのです。

多くの女性が悩んでいる爪水虫

水虫・爪水虫って聞くと『中年のサラリーマンがなる病気』ってイメージがあります。しかし、現代では爪水虫で悩んでいる女性が増加しています。

この理由は外で働く女性が増えたことが関係しています。

水虫・爪水虫の原因は、白癬菌というカビの一種です。白癬菌は高温多湿を好む傾向があるため靴を1日8時間以上履く人はみんな水虫・爪水虫になる可能性が高くなります。

以前の日本では、女性は家庭に入り素足で行動している時間が長かったのに対して、現代社会では女性もバリバリ外で働いています。

こういったことが白癬菌にとって過ごしやすい環境になっているのです。

また、女性の場合はハイヒールなどつま先に重心がかかり、指と指の間が狭い履物が多いです。これでは靴の中の湿度は上がりますので、白癬菌にとっては好都合なのです。

女性の場合は、冬にブーツを履くことも多いです。白癬菌は高温多湿を好むので冬の時期はあまり活動しないのですが、ブーツの中は温かく湿度も高いので冬でも白癬菌が活発に活動できてしまいます。

こういった理由により、現代社会では男性よりも女性のが爪水虫に感染しやすいと言っても過言ではありません。

女性のが爪水虫に感染しやすい

ここまでにお話した内容が、以前より女性のが爪水虫に感染している人が増えている理由でしたが、それに加えて、女性の場合は美容上の関係で指の先まで意識がいっていますね。キレイなネイルの方が多いです。

こういったことから自分の爪の変色・変形に気づきやすいので、男性より女性のが爪水虫である状況を察知しやすいともいえます。

また、夏には爪（ネイル）が見えるサンダルやミュールを履きたい気持ちや、ネイルサロンに行きたい気持ちなどから男性より爪の変化に敏感です。

その分、爪水虫にかかってしまった自分が恥ずかしいと思い、治療を始めれない方が多いのも事実です。

爪水虫の方4000人以上を対象にした『爪水虫による弊害について』のアンケート結果によると、1番多かった悩みは【人目が気になる】ってことでした。

恥ずかしがらずに早期治療を

水虫・爪水虫は冬に少し和らぐ傾向があります。これは白癬菌の特性で高温多湿を好んでいるので、乾燥して寒い冬は落ち着きます。

しかし、また春～夏にかけて温かくなってくると再発するのです。

過去5年間の「爪水虫」でのGoogle検索数

この様に、過去5年間でも毎年春～夏にかけて「爪水虫」と検索している人が多いことからも、毎年再発しいていることがわかります。

水虫・爪水虫は自然治癒では治りませんし、放置していると悪化して治りにくくなるだけではなく、家族や同居人にうつしてしまうケースが多いです。

そうなった場合は、自分ひとりだけ治療してもまた家族からうつってしまうケースもあるので、家族全員での治療が必要となります。

水虫・爪水虫を放置していて、いいことは一つもありませんので、自分が水虫・爪水虫だと気づいた時点で早期治療を心がけるようにしましょう。