水虫や爪水虫は人から人へ感染していき、今では5人に1人は水虫、10人に1人は爪水虫と言われています。水虫や爪水虫が発症する理由は、白癬菌というカビの一種が原因です。
白癬菌が日本に来たのは、文明開化で海外から靴が輸入されるようになった時代です。それから、水虫や爪水虫が始まったのです。
今では国民病といってもいいぐらいの方々が悩まされています。これ以上悩む人が増えない為にも「水虫・爪水虫にうつらない為の5つの習慣」をご紹介いたします。
どれも今すぐ出来る内容なので習慣にしましょう。
毎日足を洗う
人が素足で行動するとアカが落ちます。靴下を脱いだ際などもアカは落ちます。水虫や爪水虫の人が落としたアカの中には原因菌である白癬菌が潜んでいます。
この白癬菌は、人が落したアカの中でも条件が合えば1年以上生息しています。
こういったアカを踏んで足に白癬菌が付着すると、24時間以上の時間を掛けて白癬菌が足の角質層に侵入します。そうして水虫が発症するのです。
この水虫を放置していると白癬菌が爪の内側に入り込み爪水虫になります。つまり毎日(24時間以内に)足をキレイに洗っていれば、水虫・爪水虫の感染を防ぐことができるのです。
足を洗う際の注意点
アカスリなどでゴシゴシ指の間を洗わないようにしてください。一見こういった洗い方のが白癬菌が足からいなくなるイメージがありますが、これは逆効果です。
先ほど、白癬菌は24時間以上の時間をかけて足の角質層に侵入するとお伝えしましたが、ゴシゴシ洗ったりして傷ついた角質への侵入は、12時間しかかからない場合もあるのです。
こうなってしまうと水虫や爪水虫に感染しやすくなってしまいますので、洗う時は一本一本ていねいに洗いましょう。
毎日同じ靴を履かない
白癬菌はカビなので高温多湿(特に湿度)を好み、湿度がない場所では活動が衰退します。角質層の厚さの違いなどもありますが、常に乾燥した環境にある手より、靴を長く履いてジメジメしやすい足に水虫ができやすい理由は、湿度が大きく関係しています。
既に水虫や爪水虫の方は特に、通気性の良い靴を履くことや、職場などではサンダルを履くことなど、なるべく患部が乾燥する環境を作ることが大切です。
また、同じ靴を毎日履くことも避けましょう。2~3足をローテーションで履くようにするのが好ましいです。なるべく靴自体も乾燥する時間を与えることにより、白癬菌の活動は衰退します。
意外に女性の患者が多い理由はハイヒールやブーツ
最近は水虫や爪水虫に感染する女性が以前よりも多いです。この理由は以前より外に働きに出る女性が増えたため、それだけ裸足ではなく靴を履く時間が長くなったためです。
女性の場合ハイヒールを履く機会が多いと思います。こういった足の先が詰まっている履物は、指と指がくっつき湿りやすいので注意が必要です。
乾燥して寒くなる時期は、本来白癬菌が衰退する時期なのですが、ブーツの中は冬でも暖かくジメジメしています。こういったことにより、女性の水虫・爪水虫患者は増えてきています。
また、健康サンダルも意外に危険です。乾燥状態にありますが、イボイボで角質が傷ついてしまうことがあるので、この傷から白癬菌が侵入してくるケースもあるのです。
バスマットはこまめに洗う
水虫・爪水虫の感染源を考える際に、最初に出てくるのはバスマットです。バスマットは裸足で踏む機会も多いですし、湿っていることが多いですので、白癬菌が住みやすい環境です。
水虫や爪水虫の人がいる家庭では、まずバスマットに白癬菌がいると考えましょう。バスマットは共用せずに、それぞれが個人のバスマットを使うようにし、毎回洗いましょう。
また、不特定多数の方が利用する施設、特に銭湯や温泉やプールなのどの足ふきマットなどにも、白癬菌はかならずいるといった調査結果も出ています。
しっかり拭き取り、乾燥した状態で靴下を履くようにし家に帰ってきてから足を洗いましょう。
洗濯物は一緒に洗っても問題ない
水虫や爪水虫の家族のバスマットや靴下などの洗濯物を、自分の洗濯物と一緒に洗うとそこから水虫がうつるのではないか?と心配される人は多いです。
しかし、「足を洗う」でもお伝えしましたが、白癬菌は洗い流すことが出来るので一緒に洗濯しても、そこから水虫がうつるといったことはありませんので安心してください。
病院や飲食店などのスリッパやサンダル
病院の場合は特に皮膚科は、水虫・爪水虫患者が大勢いるので注意が必要です。こういった場所は白癬菌だらけなので、そこで不特定多数の方が使用しているスリッパは危険です。
スリッパを片付ける時に、重ねたりしているのを見たことがあると思いますが、これは床につくスリッパの裏面を足を入れるスリッパの中に重ねていますよね。こういったことにより白癬菌がスリッパにはたくさん付いているのです。
また、病院でなくても居酒屋の座敷ですとか、トイレのサンダルなど至る所に白癬菌は潜んでいますので、足に白癬菌を一切寄せ付けない方が難しいでしょう。
こういった場所に行ったときは、家に帰ってきてから足を洗うことを忘れない様にしてください。またマイスリッパを持参できる時はしましょう。
靴下を履いていても水虫は感染する
靴下を履いていると、素足でいる時よりも足に付着する白癬菌の数は減ります。ただ0になる訳ではなく、綿やナイロンなど目の粗い靴下ですと、繊維の間から白癬菌は簡単に出入りします。
こういったことから、靴下を履いていれば感染しないといったことはありません。
部屋の掃除をこまめにする
水虫や爪水虫の人が家族にいる場合は、家の中の至る所に白癬菌が潜んでいます。特に多いのが、床・畳・カーペットなどです。
子供は全身を使って、フローリングでゴロゴロしながら遊んだりするのが得意なので、体中に白癬菌が付いてしまう可能性も高いです。子供でも白癬菌に感染しますし、足の水虫以外にも白癬菌が付着する場所により、発症する病気は複数あり変わってきます。
- 頭:頭部白癬(しらくも)
- 体:体部白癬(たむし)
- 股:股部白癬(いんきんたむし)
- 手:手白癬(手の水虫)
- 足:足白癬(足水虫)
- 爪:爪白癬(爪水虫)
家族全員で治療することが大切
ここまでにお話させていただいたように、水虫や爪水虫は家族から感染するケースが多いのです。水虫・爪水虫患者が家族にいる場合は、家の中が白癬菌だらけなのでこういったことが起きます。
家族に水虫・爪水虫が感染した場合、自分が治したとしても今度は家族からまたうつされてしまうってこともあります。
水虫・爪水虫を治すには家族の協力が必要です。また自分以外の家族にも症状が出ている場合は、家族みんなで治療するってことが非常に大切なのです。
まとめ
水虫・爪水虫は放置していても、自然治癒で白癬菌が死滅し症状が改善することはありません。
季節が冬に変わると、白癬菌の高温多湿が好きといった特徴から活動が衰退し、その結果症状がやわらぐことはあります。しかし、また温かくなると水虫・爪水虫が再発したと感じるのです。
これは再発というより元々治っていない状態で、白癬菌が冬眠しているようなイメージです。
Google検索で「水虫」と検索している時期
この様に多くの方が、温かくなると水虫・爪水虫の症状がでてきていることが、過去5年間の検索結果の数を見てもよく分かりますね。
放置しても治ることはありませんし、症状は悪化し他の指までうつることもあります。また、先ほどお伝えした様に、家庭内で感染してしまうと家族全員での治療が必要になり厄介です。
今回お話させていただいた「水虫・爪水虫にうつらない為の5つの習慣」を日々意識していくことにより、感染する可能性はかなり下がりますのでご活用ください。
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