今回はラスト!【第3回・爪水虫講座】です!
前回の講座では、水虫や爪水虫を『うつさない』『うつらない』に特化してお話していました。具体的には水虫や爪水虫の原因である白癬菌に感染しやすい『場所』や『習慣』をピックアップしてお伝えしていました。
第3回ラストの爪水虫効果は、最大のキモとなる爪水虫の治療方法についてお話します!
今回お伝えする情報はネット上にはあまり出ていない(それも謎なのですが)心底心配になったことでもあります。
想像以上に危険だった『爪水虫の内服薬』の真相
爪水虫の治療方法は【内服薬(飲み薬)】【外用薬(塗り薬)】【レーザー治療】と3つのパターンがあります。
一般的によく言われている内容としては、爪水虫は「内服薬でないと治らない」ですとか「内服薬は副作用が強い」って話。
ですので、妊娠中や肝臓の弱い方には、病院で内服薬は処方されないのです。って、ここまでの情報はどこでも言われている内容です。
色々な爪水虫のサイトも見ましたが、どこにもあまり掲載されていない内容をここでは1番最初にお伝えします。
最初に見つけたのはこの文字でした。
読売新聞2004.1.30『内服用の水虫薬投与の男性死亡』
(え!?まじ!??内服薬って副作用があって危険って聞いてはいたけど、なんだか『副作用』ってどの薬にも書いてあるし、言葉の重みがなくなっていたかも。)って私は思いました。
そして更に調べていくうちに、既に記事自体は削除されていましたが、この報道について確認が取れました。
それがこちらです。
朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/national/update/0129/036.html水虫、たむしなどの内服薬「ラミシール錠」の副作用とみられる肝障害の死亡例があったとして、厚生労働省は29日、販売する日本チバガイギーに対し、医師らに肝機能検査を定期的に行うなどの患者の経過観察を徹底させるよう注意喚起した。
また同省は、処方せんのいらない洗口液剤「グルコン酸クロルヘキシジン」(サンスターなど約20社が販売)を、歯科医が患者の歯肉を洗うため使った後、呼吸困難を起こして救急搬送された例がこの1年で2例あったとして、日本歯科医師会などに会員に注意を促すよう指導した。
『 最初に彼女が爪水虫って気づいた時 』に(←彼女が爪水虫って分かった時の短いストーリーですが、今読むと空気感が一気に軽くなると思うので、後で見てみてください)気軽に、「お前病院いけし!」とか言わなくて良かったって心底思いました。
だって。
医師らに肝機能検査を定期的に行うなどの患者の経過観察を徹底させるよう注意喚起した。
ってことは、この件は『病院に通院して処方された薬を飲んで起きた事例』ってことですよね?
元々、私たちは病院嫌いってところは正直ありますが、そりゃー熱が40℃も出たときには病院に行きますし、大切な場所だとは思っています。でも、やっぱりこういったことがあるのか。。と思い知らされました。
勿論、さらに掘り下げて調べました。すると。。
爪水虫の場合は、病院の中でも皮膚科に行くことになるのですが、どうやら『皮膚科』って専門医でなくても『皮膚科の看板』を出せるシステムらしいのです。
伝わりやすくするため、自分なりの比喩をすると『調理師学校でフランス料理だけを学んでいたのにラーメン屋を出した』みたいな感じですね。
『皮膚科の専門医』でなくても『皮膚科の看板』は出せる!?
日本では『自由標榜制』っていうのがあることをご存じですか?これは、『麻酔科』以外なら専門的に学んでいなくても(全く経験がなくても)何科の看板を出してもいいことになっているのです。。
なので、産婦人科の先生が皮膚科の知識がなくても、皮膚科の看板を出すことができます。
こういった先生の場合、責任を持っていないケースが多いと書籍でも言われていたので、もしかしたら今回の死亡例にはこういったことも関わっていたのかもしれませんね。
何科の医師であっても、ある程度責任を持って患者さんを診るためには5年~6年の研修が必要とされています。
医師として、それ以前にまず1人の人間として「何事も責任を持って行こう」ということは何より大切なことと思います。
ですから、皮膚科をほとんど研修せずに皮膚科の看板を出している医師は、「責任を持たない」考え方でいつも行動していると思われますので、たとえ専門の診察科(例えば内科や産婦人科)の病気であっても、患者さんに対して責任を持って診察を行っているとは到底思えません。
【参考文献】
仲 弥 2004『水虫は1ヶ月で治せる!(爪水虫も3ヶ月で治せる!)』現代書林.
(医学博士・慶応義塾大学医学部皮膚科兼任講師・仲皮フ科クリニック医院長)
「病院に行けば大丈夫」って考え方自体を改めることが必要ですね。。ちなみにこういった病院を回避する方法についてもお伝えします。
皮膚科の看板を見てみて『皮膚科専門医』と記載されていたら、安心して良さそうです。
日本皮膚科学会では、「認定された指導医の下で5年以上にわたる一定のトレーニングを積み、かつ専門医としての知識と技量が備わったと認められる医師」のみに専門医としての認定書を発行しています。
【参考文献】
仲 弥 2004『水虫は1ヶ月で治せる!(爪水虫も3ヶ月で治せる!)』現代書林.
(医学博士・慶応義塾大学医学部皮膚科兼任講師・仲皮フ科クリニック医院長)
と、言うことで思った以上に病院探しも大変そうですし、そもそも内服薬(飲み薬)での危険性は凄いですね。そして、どこもこのことを話していなかったり、話していてもなんだか適当だったので、最初にガッツリとお伝えいたしました。
なんでも、欧米ではこういった危険な内服薬の治療よりも、外用薬(塗り薬)での治療が一般的だとも言われている模様です。
なんか、陰謀論みたいになってきちゃいましたね。
爪水虫の3つの治療方法のメリット・デメリット!
では、ここから爪水虫の治療方法である、【内服薬(飲み薬)】【外用薬(塗り薬)】【レーザー治療】のメリット・デメリットを見ていきたいと思います。
内服薬(飲み薬)治療のメリット・デメリット
メリット
- 治療効果が大きい
デメリット
- 副作用が強い
- 妊娠中・肝臓が弱い方は処方されない
- 血液検査が必要
- 通院が必要
- 費用が高い
コメント
日本での爪水虫の治療方法として一番スタンダードだと言われているのが内服薬での治療です。効果は大きい分、副作用が強いのが特徴です。
死亡例をお伝えしましたが、それ以外にも肝機能障害、吐き気などいろいろな副作用が懸念されます。そういったことから、妊娠中や肝臓が弱い方の場合はこの治療方法は受けることができません。
爪水虫の治療は6ヶ月~1年は必要とも言われていますので、通院するってのも結構デメリットだったりしますね。
なにより、欧米では内服薬でなく外用薬での治療が一般的って言われていることも気になります。。(欧米に10年以上住んでいる知人に確認中です。確認取れ次第、また更新します。)
外用薬(塗り薬)治療のメリット・デメリット
メリット
- 副作用がない
- 妊娠中や肝臓が弱くても平気
- 通院がない
デメリット
- 内服薬より効果が弱い
- 市販薬は効果が期待できないものが多い
コメント
内服薬に比べると効果が薄いと言われているのが外用薬での治療ですが、その分副作用の心配が要りません。安心して妊娠中でも肝臓が弱い方でも使用できます。
しかし、市販薬の場合は爪の中まで浸透せずに「全然効き目がない」とも言われていますので、選ぶ塗り薬には注意が必要です。
おすすめの対策商品は浸透力特化型ジェルのクリアネイルショットです。
◆おすすめの爪水虫専用の対策ジェル◆
【クリアネイルショット ‐ CLEAR NAIL SHOT ‐ 】 爪水虫は水虫菌が爪の内部に浸食しているので、通常の水虫薬では有効成分が爪で止まってしまい幹部まで届きません。 【足専用】の市販薬と違い、クリアネイルショットは浸透力特化型のジェルで【爪専用】です。 爪の内部にいる水虫菌まで有効成分が素早く届くのが特徴で、使用者の81%が変化を感じています。 もし、効果を感じれなかった場合は【全額返金保証】があるので安心です。爪水虫の長い治療期間中に専門アドバイザーに相談し治療を進めれるので、リスクなく治療を進めれます。 |
全額返金保証付きってのも自信がある証拠として伝わってきて安心できます。
他にも効果が期待できるおすすめの塗り薬については『爪水虫の塗り薬ランキング』を見てみてください。
レーザー治療のメリット・デメリット
メリット
- 副作用の心配はいらない
- 一回の治療時間は15分~20分程度
- 効果も期待できる
デメリット
- 日本では認可されていない
- 治療費が自費になる
- 病院によって費用が違う
- 通院が必要になる
コメント
効果面・副作用面をみて一番バランス良く治療が出来る方法だと思いますが、日本では認可されていないので治療費が自費になるので経済面でのバランスが悪そうです。
これは完全に私の偏見ですが、なんかこういったこと含めて『飲み薬を飲ませようとしている』ように感じるんですよね。。偏見ですが。
なんか、陰謀論みたいになってきちゃいましたね。(パート2)
爪水虫の3つの治療方法まとめ
ここまでの爪水虫講座でもお伝えしましたが、爪水虫の原因は爪の中に潜んでいる白癬菌が原因です。通常の水虫の場合は、足の皮膚に白癬菌がいる状況なので外用薬を塗れば治ります。
しかし、爪水虫の場合は『爪の中』に白癬菌がいる状態なので、浸透力が強い外用薬でないと意味がないんです。
今まで市販で発売されていた外用薬は、成分が良かったとしても結局浸透しないから効果がないって感じだったのです。
なので、爪水虫の場合は内服薬で体の中から白癬菌を死滅させる治療法が主流(?)になっていたのですが、最近では病院でも外用薬が処方されることも増えてきているように感じます。
(WEBアンケートの結果から何人もそういった人がいました)
病院での内服薬での治療については、診察時に血液検査(注射ですね。。)をして内服薬を飲んで大丈夫なのか?を確認します。
どちらにせよ、病院を選ぶ際は気を付けていただくに越したことはありません。先ほど紹介しました『専門医』がいる病院で治療をするようにしましょう。
ネットでも専門医がいる病院を探すことはできます!
日本皮膚科学会
爪水虫の改善=白癬菌を自分の足から追いやる。です。結局は、3つのパターンのどの治療方法を試してみても、爪が生え変わる期間はずっと治療をすることになります。
こういった長期的な治療になるので病院に中々行けないってことで、治療を途中でやめてしまう人がかなりいます。
これから治療をしていく場合には、継続できる治療法を選ぶのが一番近道なのではないか!?と思います!なので、上記サイトで自宅に近い専門医がいる病院など見つかるといいですね!
長期的な治療で思い出しましたが、WEBアンケートの回答の中で、面白い表現で回答(って言ったら失礼かもしれませんが)してくださった方がいたので、そちらを最後に紹介して爪水虫講座を終わらせたいと思います。
『第1回』『第2回』と今回の最後までお読みいただきありがとうございました!
女性 42歳 会社員
薬をもらいに通院するのに挫折したことがあるので、近所のすぐに行くことが出来る皮膚科に行き、仕事が忙しくて2~3週間いけない時もまとめて薬をだしてもらいました。
最初の説明は1日薬を飲み忘れてもいけない感じでしたが通院の間に薬の種類がかわり少し規制が楽になりました。
肝臓に負担がかかることがあるとのことで、1~2ヶ月に1度血液検査をしました。とにかく、爪水虫の治療は根気よく諦めず薬を飲み続けることにあると思います。以前は、ほぼ完治なところでやめたらまた再発していきました。
信頼できる先生とはげましのもと薬を飲み続け最後に完治でもう薬を飲まなくていい、病院に来なくていいと言われたときは嬉しいけど寂しいくらいでした。
学校の卒業式みたいですね(笑)でも、それくらい長期的な治療になりますし、これは外用薬の治療でも同じです。なので、ご自身にあった方法で継続することを目標に治療をすすめていきましょう!